Amazon SES を使用して送信した E メールが、「Email rejected per DMARC policy」(DMARC ポリシーによって E メールが拒否されました) というエラーメッセージで失敗するのはなぜですか?

簡単な説明

ドメインベースのメッセージ認証および適合 (DMARC) が失敗する一般的な理由は次のとおりです。

• ドメインに「拒否」の DMARC ポリシーが設定されていて、メールアドレスが Sender Policy Framework (SPF) または DomainKeys Identified Mail (DKIM) で認証されていません。DMARCに準拠するには、SPFまたはDKIM、あるいはその両方を使用してメールメッセージを認証する必要があります。
• メールアドレスは検証されていますが、ドメインは検証されていません。この問題を解決するには、DKIM を使用してドメインを検証し、DMARC に準拠する必要があります。

解決方法

SPF または DKIM によるメールメッセージを認証する

ドメインには、次のような DMARC ポリシーがあります。

v=DMARC1; p=reject; rua=mailto:dmarcreports@example.com;

ドメインのアウトバウンドメールのトラフィックを制御する DMARC ポリシーがあり、メールアドレスが認証されていない場合、メールは拒否されます。

この問題を解決するには、メール ID を DKIM または SPF で認証し、DMARC に準拠してください。詳細な手順については、「Amazon SES の E メールが SPF アラインメントまたは DKIM アラインメントの DMARC 検証に失敗した場合、どうすればよいですか?」を参照してください。

DMARC に準拠するように DKIM を使用してドメインを検証する

検証されていないドメインで検証された E メールアドレスを使用して E メールを送信する場合、そのメールは DKIM 認証済でないため DMARC に失敗します。ドメインを確認するには、「DNSプロバイダーによるDKIMドメインIDの検証」の手順に従ってください。DKIM を使用して E メールを認証する方法については、「Authenticating email with DKIM in Amazon SES」(Amazon SES での DKIM による E メールの認証) を参照してください。

注:

• 検証されていないドメインにある E メールアドレスは認証できません。
• DKIM が設定したドメインで個別に検証された E メールアドレスを使用して E メールを送信すると、Amazon SES はメッセージを自動的に認証します。ただし、DKIM が設定したドメインの、個別に検証された E メールアドレスで DKIM を無効した場合、メッセージは認証されません。

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