AWS Backup のバックアップボールトから復旧ポイントを削除したいです。
解決方法
前提条件
AWS Backup のバックアップボールトから復旧ポイントを削除するには、次の AWS Identity and Access Management (IAM) 権限が必要です。
backup:DeleteRecoveryPoint
バックアップボールトに、復旧ポイントの削除を拒否するアクセスポリシーが設定されていないことを確認してください。
以下は、ユーザーがバックアップボールトから復旧ポイントを削除できないように制限するポリシーの例です。
{
"Version": "2012-10-17",
"Statement": [
{
"Sid": "statement ID",
"Effect": "Deny",
"Principal": "*",
"Action": "backup:DeleteRecoveryPoint",
"Resource": "*"
}
]
}
コンソールを使用して復旧ポイントを削除する
AWS Backup コンソールを使用して復旧ポイントを手動で削除するには、次の手順を実行します。
- AWS Backup コンソールを開きます。
- ナビゲーションペインで、[バックアップボールト] を選択します。次に、バックアップを保存するバックアップボールトを選択します。
- 復旧ポイントを選択します。
- [アクション] ドロップダウンを選択し、[削除] を選択します。
注: 複数のバックアップを削除する場合は、複数の復旧ポイントを選択できます。
- 復旧ポイントを削除するには、「delete」と入力し、[復旧ポイントの削除] を選択します。AWS Backup は削除用の復旧ポイントを送信し、進行状況バーを表示します。送信処理中は、このページから移動しないでください。
- 各バックアップの削除状況を確認するには、[進行状況を表示] を選択します。削除ステータスが「失敗」または「期限切れ」の場合は、そのステータスを選択して理由を確認できます。失敗した削除を再試行することもできます。
復旧ポイントをプログラムで削除する
AWS コマンドラインインターフェイス (AWS CLI) コマンドを使用して復旧ポイントを削除するには、DeleteRecoveryPoint API を使用します。
以下は、DeleteRecoveryPoint コマンドの例です。
注: nameをバックアップボールト名に、arn を削除する復旧ポイントの ARN に置き換えてください。
aws backup delete-recovery-point --backup-vault-name <name> --recovery-point-arn <arn>
バックアップボールトからすべての復旧ポイントを削除するには、次のコマンドを使用します。
注: name をバックアップボールト名に置き換えてください。
aws backup list-recovery-points-by-backup-vault --backup-vault-name <name> --output json --query 'RecoveryPoints[].[RecoveryPointArn]' | jq -r '.[] | "--recovery-point-arn '\\\"'" + .[0] + "'\\\"'" + .[1]' | xargs -L1 aws backup delete-recovery-point --backup-vault-name <name>
関連情報
バックアップの削除