AWS Direct Connect に接続しています。Amazon CloudWatch メトリクスを使用してスループットを表示し、スループットベースの通知を設定したいと考えています。
簡単な説明
スループットは、特定の期間に AWS Direct Connect 接続を介して送信されるデータの量です。接続の合計容量が帯域幅です。スループットは変動する可能性があり、レイテンシー、パケットロス、ネットワークの混雑、TCP ウィンドウサイズ、TCP ストリームなどのさまざまな要因によって異なります。AWS Direct Connect接続のスループットを計算するには、CloudWatch メトリクスを使用してください。スループットが指定した値を超えたときのアラートを作成するには、Amazon Simple Notification Service (Amazon SNS) 通知を含む CloudWatch アラームを作成します。
**重要:**スループットの計算は概算であり、現在の帯域幅の使用状況を正確に把握することはできません。CloudWatch メトリクスアラームは、15 分以上にわたってスループットを超えた接続に対して有効です。
解決方法
- CloudWatch コンソールを開き、Direct Connect 接続に関連付けられている AWS リージョンを選択します。
- ナビゲーションペインで [メトリクス] を選択します。次に、[すべてのメトリクス] を選択します。
- [すべてのメトリクス] で [DX] を選択します。次に、[接続メトリクス] を選択します。
- AWS Direct Connect 接続の入力スループットまたは出力スループットのいずれかを選択します。
入力スループットについては、[ConnectionBpsIngress] を選択します。
出力スループットについては、[ConnectionBpsEgress] を選択します。
**注:**出力結果は、ビット/秒単位です。
- AWS Direct Connect 接続の CloudWatch アラームを設定します。アラームを作成する場合は、次の値を設定します。
[メトリックを選択] で、入力スループットの場合は ConnectionBpsIngressを選択し、出力スループットの場合は ConnectionBpsEgressを選択します。
- [条件] セクションで、条件として監視するスループット値を設定します。たとえば、スループットが 100 Mbps に達したときに通知を受けるには、Greater/Equal (>) 1,000,000,00 と入力します。
- [追加設定] セクションで、アラームするデータポイントを** 3 つのうち 3 つ**に設定します。
- (オプション) CloudWatch アラームの Amazon SNS 通知を設定します。
このアラームを使用すると、AWS Direct Connect 接続に輻輳の問題がないかを事前に監視できます。ユースケースを超えるスループットが常に高い場合は、接続の帯域幅をアップグレードできます。
関連情報
AWS Direct Connectのメトリクスとディメンション