Cost Explorer を使用して使用率とコストを分析したいと考えています。
簡単な説明
Cost Explorer では、以下の操作を実行できます。
- アカウントに関連付けられた使用率と料金を確認する。
- 使用率とコストのデータに関するレポートを表示および作成する。
- 今後 3 か月間の予想支出を予測する。
- リザーブドインスタンス (RI) の使用率と対象範囲に関する推奨事項を示す。
- Savings Plans の使用率と対象範囲に関する推奨事項を示す。
解決策
まず、お客様のアカウントに対して Cost Explorer を起動します。
- Billing and Cost Management コンソールを開きます。
- ナビゲーションペインで、[Cost Explorer] を選択します。
- [Cost Explorer を起動] を選択します。
Cost Explorer を起動した後、使用率とコストのデータが追加されるまで、最大 24 時間かかることがあります。
使用率とコストのデータに関する事前設定されたレポートを表示するには、以下の操作を実行します。
- AWS Cost Management コンソールを開きます。
- ナビゲーションペインで 、[レポート] を選択します。
- レポート名を選択して、コストを分析します。
使用率とコストのデータに関するカスタムレポートを作成するには、以下の操作を実行します。
- AWS Cost Management コンソールを開きます。
- ナビゲーションペインで、[Cost Explorer] を選択します。
- [新しいレポート] をクリックし、作成するレポートのレポートタイプを選択します。
- [レポートの作成] を選択します。次に、[新しいレポートとして保存] を選択して、後で使用できるようにレポートを保存します。
Cost Explorer の一般的な用途を次に示します。
月々のコストを比較する
月々のコストを比較するには、[サービスごとの1 か月あたりのコスト] レポートを使用します。デフォルトでは、グラフにはコストが最も高い 5 つのサービスが表示されます。ただし、このグラフの基盤となる表には、使用したすべてのサービスのコストデータが含まれています。
また、[サービスごとの1 か月あたりのコスト] レポートでは、一時的に急増した請求に関する調査も行うことができます。それには、[月別] の代わりに、その下にある [日別] を選択します。
サービスごとにリソースのコストを把握する
- [サービス] フィルターを開きます。
- 調査したいサービスを選択します。
- [フィルターを適用] を選択します。
- [グループ化の条件] で、[使用タイプ] を選択します。
例えば、Elastic Load Balancing のデータ転送に請求される金額を確認するには、[フィルター] で [EC2-ELB] サービスを選択します。その後、[グループ化の条件] で [使用タイプ] を選択します。次に、データ転送を探します。
コスト配分タグ別にコストを表示する
コスト配分タグ別にコストを表示するには、[グループ化の条件] で [タグ] を選択します。コスト配分タグがない場合、[タグ] オプションは選択できません。新しいコスト配分タグを作成した場合、Cost Explorer にタグが表示されるまで、最大 3 日かかることがあります。
組織の非ブレンドコストを表示する
組織メンバーアカウントの非ブレンドコストデータを表示するには、[詳細オプション] の [コストの表示方法] で [非ブレンドコスト] を選択します。
アカウント別に税金を表示する
- [グループ化の条件] で [連結アカウント] を選択します。
- [サービス] フィルターを開き、[税金] を選択します。
RI の使用率を表示する
RI の使用率を表示するには、ナビゲーションペインで [レポート] を選択し、[レポート名] で [RI 使用率] を選択します。
- 購入済みのすべての RI の使用率をグラフに表示し、個々の RI の使用率を表として示します。
- RI の使用率を、購入した RI 時間数に対する使用時間の割合としてグラフとして示します。
- 購入した RI 時間数と使用した RI 時間数を表として示します。
- 表から単一の RI または RI のグループを選択し、それぞれの使用率をグラフとして示します。
- 表の情報を使用して、予約してから使用していない RI 時間数を追跡します。
詳細については、「RI 使用率レポート」を参照してください。
RI カバレッジ (対象時間) を表示する
RI カバレッジを表示するには、ナビゲーションペインで [レポート] を選択し、[レポート名] で [RI カバレッジ] を選択します。
- RI の対象となるインスタンス時間数をグラフとして示します。
- 完全に使用した時間数と、そのうち RI の対象となる時間数を追跡します。
- オンデマンド時間 (実際の使用時間数) と RI の対象時間数を表として示します。
- 表から 1つの RI または RI グループを選択し、それぞれの対象時間数をグラフとして示します。
詳細については、「RI カバレッジレポート」を参照してください。
RI 推奨事項を表示する
Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) RI の推奨事項と予想される年間節約・削減額を表示するには、ナビゲーションペインで**[推奨事項]** を選択します。RI 推奨事項は、過去の EC2 使用率に基づいて提供されます。
Savings Plans の推奨事項を表示する
Savings Plans の推奨事項と推定削減額を表示するには:
- AWS Cost Management コンソールを開きます。
- 次に、ナビゲーションペインの [Savings Plans] の下にある [推奨事項] を選択します。
- [推奨事項パラメータ] を使用して、[Savings Plans タイプ] を選択します。その後、希望する期間、支払いオプション、および過去の使用率に基づいて、[推奨事項オプション] を選択します。
[推奨事項の表] には、[月別オンデマンド費用]、[推定月別支出額]、[推定月別削減額]、および [推奨される Savings Plans] が示されます。
注: Savings Plans の購入後、Savings Plans の**[推奨事項]** が更新されるまでに最大 24 時間かかる場合があります。
Savings Plans を表示する
購入した Savings Plans とその有効期限を表示するには:
- AWS Cost Management コンソールを開きます。
- 次に、ナビゲーションペインの **[Savings Plans]**の下にある **[インベントリ]**を選択します。
Savings Plans の使用率を表示する
Savings Plans の使用率を表示するには、ナビゲーションペインの [Savings Plans] の下にある [使用状況レポート] を選択します。[使用状況レポート] には、適用可能な使用量全体に対する、利用 Savings Plans のコミットメントの割合が示されます。
Savings Plans の対象範囲 (カバレッジ) を表示する
Savings Plans の対象範囲を表示するには、ナビゲーションペインの [Savings Plans] の下にある [カバレッジレポート] を選択します。[カバレッジレポート] には、適用可能な使用量のうち、Savings Plans の対象となる使用量が表示されます。
関連情報
AWS Cost Explorer を用いてコストを分析する
Cost Explorer を用いて予約を確認する
請求用のリソーズのタグ付け