既存の Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) ボリュームを Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) インスタンスにアタッチしたところ、うまくいかず、"vol-### は既にインスタンスにアタッチされています" というメッセージが表示されました。
簡単な説明
一部の Amazon EC2 インスタンスタイプでは、Amazon EBS のパフォーマンスを高めるために AWS スケーラブルで信頼性の高いデータグラム (SRD) を使用する必要があります。次の EC2 インスタンスタイプが SRD に対応しています。
- C6a
- C6in
- C7g
- Inf2
- M6a
- M6in
- M6idn
- M7g
- R5b
- R6a
- R6in
- R6idn
- R7g
- Trn1
- Trn1n
- X2idn
- X2iedn
解決策
SRD を必要とするインスタンスタイプに既存の Amazon EBS ボリュームを初めてアタッチすると、Amazon EBS によって自動的に既存のボリュームが変更されます。次に、Amazon EBS はボリュームを SRD 対応のインフラストラクチャに移動します。ボリュームには一度に 1 件の変更しか適用できません。ボリュームに変更が加えられているときにボリュームをアタッチしようとしても、Amazon EBS はボリュームを SRD 対応インフラストラクチャに移動できません。
既存の EBS ボリュームが SRD 対応インスタンスにアタッチできない場合は、AWS Health Dashboard に通知が送信されます。SRD 対応インフラストラクチャへの移行が遅れる原因となるアクティビティの詳細について、通知を確認します。アクティビティが完了するまでには、最大 48 時間かかる場合があります。元のボリュームの変更が完了するまで待ってから、Amazon EBS ボリュームを SRD 対応インスタンスに再度アタッチしてください。
EBS ボリュームからのデータにアクセスする必要がある場合は、ボリュームを通知に含まれているもの以外のインスタンスタイプにアタッチします。変更の完了後、Amazon EBS ボリュームを SRD 対応インスタンスにアタッチします。
通知の例
注: 次の例では、R5b.8xlarge インスタンスタイプを使用しています。
ユーザーが既存の変更を開始した場合は、次の通知が表示されます。
"r5b.8xlarge は SRD 対応のインスタンスです。r5b.8xlarge インスタンスのパフォーマンスを活用するには、ModifyVolume プロセスを使用してボリュームを SRD 対応のインフラストラクチャに移動する必要があります。ボリュームは既に変更中であるため、現在は変更操作を実行できません。現在の変更の進行状況は、describe-volume-modifications API で追跡できます。変更が完了次第、ボリュームをインスタンス r5b.8xlarge にアタッチすることができます。このボリュームのデータに緊急にアクセスする必要がある場合は、C6a、C6in、C7g、Inf2、M6a、M6in、M6idn、M7g、R5b、R6a、R6in、R6idn、R7g、Trn1、Trn1n、X2idn、X2iedn 以外のインスタンスファミリーにアタッチしてください。"
Amazon EBS が既存の変更を開始した場合は、次の通知が表示されます。
"r5b.8xlarge は SRD 対応のインスタンスです。r5b.8xlarge インスタンスのパフォーマンスを活用するには、ModifyVolume プロセスを使用してボリュームを SRD 対応のインフラストラクチャに移動する必要があります。ボリュームをホストしているサーバーで EBS が操作アクティビティを実行中のため、現在は変更操作を実行できません。ボリュームは正常で、完全な冗長性があります。操作アクティビティの完了次第、最新情報が送信されます。その後、ボリュームをインスタンス r5b.8xlarge にアタッチすることができます。この操作アクティビティは最長 48 時間続く場合があります。このボリュームのデータに緊急にアクセスする必要がある場合は、C6a、C6in、C7g、Inf2、M6a、M6in、M6idn、M7g、R5b、R6a、R6in、R6idn、R7g、Trn1、Trn1n、X2idn、X2iedn 以外のインスタンスファミリーにアタッチしてください。"
関連情報
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Amazon EC2 のインスタンスタイプ