SAW ランブックを使用して、Intel を搭載した EC2 インスタンスを AMD を搭載した同等のインスタンスタイプに変更する方法を教えてください。

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AWSPremiumSupport-ChangeInstanceTypeIntelToAMD AWS Support Automation Workflow (SAW) ランブックを使用して、ワークロードを適切なサイズにしたいと考えています。

簡単な説明

AWSPremiumSupport-ChangeInstanceTypeIntelToAMD ランブックには、x86 Nitro を搭載したインスタンスファミリーが M、C、R、T の EC2 インスタンスのサイズ変更を自動化するソリューションが用意されています。AMD EPYC プロセッサを搭載した同等の EC2 インスタンスにリサイズできます。ランブックでは、新しいインスタンスタイプを選択できるオプションのパラメーター TargetInstanceType が提供されています。

SAW の詳細については、「AWS Support Automation Workflows (SAW)」を参照してください。

重要: AWSPremiumSupport-ChangeInstanceTypeIntelToAMD ランブックにアクセスするには、エンタープライズまたはビジネスサポートのサブスクリプションが必要です。詳細については、「AWS Support プラン比較」を参照してください。

解決策

次の特性が AWSPremiumSupport-ChangeInstanceTypeIntelToAMD ランブックで検証されます。

  • EC2 インスタンスのステータス、プロパティ、ライフサイクル、テナンシー、ステータスチェック、シャットダウンの動作。
  • EC2 インスタンスが Amazon EC2 Auto Scaling グループの一部であるかどうか。
  • EC2 インスタンスタイプのオプション。
  • AWS Marketplace の製品コード。
  • EC2 インスタンスが AWS CloudFormation の一部であるかどうか。
  • ルートボリュームのタイプ。
  • 互換性のある AMD インスタンスタイプと、同じアベイラビリティーゾーン内の AMD インスタンスの可用性。
  • 最終的な整合性。

オートメーションの実行に使用される現在のユーザー、または引き受ける AWS Identity and Access Management (IAM) サービスロールには、次のアクセス許可が必要です。

  • インスタンスの停止
  • インスタンスタイプの変更
  • インスタンスの起動

インスタンスタイプを変更しても実行中の EC2 インスタンスがステータスチェックに合格しない場合、ランブックは自動的に前のインスタンスタイプにロールバックします。

ランブックが正常に実行されると、EC2 インスタンスタイプに発生した変更の出力が表示されます。

前提条件

ランブックを実行する前に、IAM ユーザーまたはロールに正しいアクセス許可があることを確認してください。

AWSPremiumSupport-ChangeInstanceTypeIntelToAMD オートメーションの実行

1.    AWSPremiumSupport-ChangeInstanceTypeIntelToAMD を開きます。

2.    [オートメーションの実行] を選択します。

入力パラメータに、次の情報を入力します。

  • InstanceId (必須): これはマネージドインスタンスの ID です。
  • Acknowledge (必須): このランブックが、実行中の EC2 インスタンスを停止および起動することでインスタンスタイプを変更することを確認したら、「yes」と入力します。インスタンスが停止すると、RAM またはインスタンスストアボリュームに保存されているデータはすべて失われます。自動のパブリック IPv4 アドレスもリリースされます。詳細については、「インスタンスの停止と起動」を参照してください。
  • AutomationAssumeRole (オプション): Systems Manager Automation がユーザーの代わりにアクションを実行できるようにするロールの Amazon リソースネーム (ARN) を入力します。ロールが指定されていない場合、Systems Manager Automation ではこのランブックを開始するユーザーのアクセス許可が使用されます。
  • AllowInstanceStoreInstances (オプション): yes に設定すると、ランブックはインスタンスストア (エフェメラル) ボリュームを持つインスタンスで実行されます。
    警告: インスタンスを停止すると、インスタンスストアボリューム内のデータは失われます。このパラメータは、偶発的なデータ損失を防ぐのに役立ちます。インスタンスが実行中の場合は、インスタンスを停止してインスタンスタイプを変更する必要があります。
  • AllowCrossGeneration (オプション): yes に設定すると、ランブックは同じファミリー内で AMD を搭載した最新世代の同等の EC2 インスタンスタイプを検索します (例えば c5.large から c6a.large)。デフォルトオプションの no では、同じインスタンスファミリー内および世代の、同等の AMD タイプを返します (例えば c5.large から c5a.large)。
  • TargetInstanceType (オプション): AMD を搭載した、ターゲットの EC2 インスタンスのタイプ。デフォルトの自動オプションでは、仮想 CPU の数とメモリが同等のインスタンスタイプが検索されます。
    例えば、m6i.large は m6a.large に変更されます。オプションで、サポートされている AMD のインスタンスタイプ (t3a.large など) を指定できます。
    注: M、C、R、T の AMD 搭載インスタンスファミリーのみがサポートされています。
  • AllowCloudFormationInstances (オプション): yes に設定すると、ランブックは AWS CloudFormation スタックの一部であるインスタンスに変更を加えます。重要: CloudFormation の外部にあるスタックリソースに変更を加えないでください。変更を加えるとドリフトが発生し、スタックが回復不能な状態になる可能性があります。
  • SleepWait (オプション): 実行終了後にこのランブックが待機する時間。このパラメータには、ISO 8601 形式の日付と時刻の値を指定できます。サポートされている日付と時刻の形式について詳しくは、「オートメーションを遅らせる」を参照してください。
  • DryRun (オプション): yes に設定すると、ランブックは同等の AMD 搭載 EC2 インスタンスタイプのみを返し、要件を検証します。インスタンスタイプは実際には変更されません。

3.     [実行] をクリックします。オートメーションが開始されます。

4.    完了したら、[出力] セクションで実行結果の詳細を確認できます。

  • GetInstanceProperties.CurrentInstanceType" 現在のインスタンスタイプ
  • GetcomparableAMDTypeFilter.comparableAMDType: 同等のインスタンスタイプ (AMD)
  • GetcomparableAMDTypeFilter.DryRun: DryRun の入力パラメータの値

この SAW ランブックの実行方法についての詳細は、「AWSPremiumSupport-ChangeInstanceTypeIntelToAMD」を参照してください。

注: AWS リソースのトラブルシューティング、修正、管理、コスト削減に役立つように、AWS サポートでは AWS が提供する事前定義済みランブックのサブセットを管理しています。これらのランブックには、AWSSupport または AWSPremiumSupport というプレフィックスが付いています。

関連情報

このオートメーションを実行 (コンソール)

オートメーションを実行する

オートメーションの設定

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