Amazon CloudWatch を使用して Amazon Elastic File System (Amazon EFS) のメトリクスをモニタリングしたいと思います。どうすればよいですか?
簡単な説明
Amazon EFS は、メトリクスデータを 1 分間隔で CloudWatch に自動的に送信します。このデータは 15 か月間記録されるため、アプリケーションのファイルシステムの使用状況をより的確に把握できます。
ベンチマーキング、スケーリング、およびモニタリングの目的で、さまざまな CloudWatch メトリクスをモニタリングできます。
解決方法
ファイルシステムの平均スループット、IOPS、またはスループットのパーセンテージを計算するには、TotalIOByte メトリクスを使用してメトリクスの数式を作成します。メトリクスの数式を作成するには、以下の操作を行います。
- CloudWatch コンソールを開きます。
- [Metric] (メトリクス)、[All metrics] (すべてのメトリクス) の順に選択します。
- [EFS file system metrics] (EFS ファイルシステムのメトリクス) を選択します。
- [TotalIOBytes] メトリクスを選択し、次に [Graphed metrics] (グラフ化したメトリクス) を選択します。
- [Statistics] (統計) ドロップダウンメニューから [Sum] (合計) を選択します。
- [Add math] (数式を追加)、[Start with empty expression] (空の式で始める) を選択します。
- スループットまたは IOPS を計算するためには、表現 [e1] に次のいずれかの式を追加します。
スループットをMiB/秒で計算する場合:
スループットの計算式: TotalIOBytes ÷ 1,048,576 (MiB への変換用) ÷ 期間の秒数。
次の式を入力します: (m1/1048576)/PERIOD(m1)。
e1=(m1/1048576)/PERIOD(m1) という式が表示されます。
e1 は MiB/ 秒単位のスループットで、m1 はTotalIOBytes です。TotalIObytes を 1,048,576 で除算することで、MiB に変換されます。
注: 読み取り、書き込みまたはメタデータのスループットを指定して計算するには、前の式の TotalIOByte を DataReadIOBytes、DataWriteIOBytes、またはMetadataIOBytes に置き換えます。
IOPS (1 秒あたりの平均オペレーション数) を計算する場合:
IOPS の計算式: TotalIOBytes ÷ 期間の秒数。
次の式を入力します: m1/PERIOD(m1)。
e1=m1/PERIOD(m1) という式が表示されます。
e1 はIOPS、m1 は TotalIOBytes です。
注:読み取り、書き込み、またはメタデータ IOPS を指定して計算するには、前の式の TotalIOByte をDataReadIOBytes、DataWriteIOBytes、またはMetadataIOBytes に置き換えます。
詳細については、「Using metric math with Amazon EFS」(Amazon EFS でのメトリックス演算の使用) を参照してください。
関連情報
CloudWatch metrics for Amazon EFS (Amazon EFS 用の Amazon CloudWatch メトリクス)