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Elastic Beanstalk 環境が機能していない原因を教えてください。

所要時間2分
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AWS CloudFormation スタックが機能していないことが原因で、AWS Elastic Beanstalk で環境の運用に障害が発生するため、トラブルシューティングしたいと考えています。

簡単な説明

Elastic Beanstalk は、CloudFormation スタックを作成することで、Elastic Beanstalk 環境に関連するリソースを管理します。このスタックは、スタック名 awseb-envID-stack として CloudFormation コンソールに表示されます。

Elastic Beanstalk 環境が機能しなくなると、CloudFormation スタックのステータスは FAILED と表示されます。さらに、次のエラーメッセージが表示されます。

"The stack stack_id associated with environment environment-ID is in stack-status state."

解決策

注: AWS コマンドラインインターフェイス (AWS CLI) コマンドの実行中にエラーが発生した場合は、「AWS CLI で発生したエラーのトラブルシューティング」を参照してください。また、AWS CLI の最新バージョンを使用していることを確認してください。

Elastic Beanstalk 環境を稼働状態に変更するには、次の表を参照のうえ、CloudFormation スタックのステータスに応じた手順を実行してください。

CloudFormation スタックのステータスCloudFormation のアクションElastic Beanstalk のアクション
CREATE_FAILEDなし環境の再構築または環境の完全終了を実行します。
UPDATE_ROLLBACK_FAILEDスタックのステータスを UPDATE_ROLLBACK_COMPLETE に移行させます。操作を再試行します。
DELETE_FAILEDスタックを DELETE_COMPLETE ステータスに移行させます。操作を再試行します。
UPDATE_ROLLBACK_COMPLETEなし操作を再試行します。
UPDATE_COMPLETEなしスタックの以前の状態が CREATE_FAILED だった場合は、再構築または終了操作を実行します。それ以外の場合は、操作を再試行します。
DELETE_COMPLETEなし操作を再試行します。
ROLLBACK_COMPLETEなし環境の再構築または環境の完全終了を実行します。

CloudFormation スタックのステータスが FAILED である場合は、次のいずれかの解決策を実施します。

CREATE_FAILED ステータス

スタックのステータスが CREATE_FAILED の場合、環境を復旧できません。スタックのステータスが UPDATE_COMPLETE に変化した場合も、環境の問題は解消されません。スタックのステータスが CREATE_FAILED の場合は、新しい Elastic Beanstalk 環境を作成する必要があります。

環境を再作成するには、次のいずれかを実行します。

UPDATE_ROLLBACK_FAILED ステータス

Elastic Beanstalk 環境を稼働状態に移行させるには、次の手順を実行します。

  1. CloudFormation コンソールを開きます。
  2. スタックイベントにおいてロールバック中に更新に失敗したリソースを特定し、障害に対処します。
  3. スタックのステータスを UPDATE_ROLLBACK_COMPLETE に変更するために、CloudFormation で更新ロールバックを行います。
  4. [更新ロールバックを続ける] ダイアログボックスで [高度なトラブルシューティング] を展開します。
  5. [スキップするリソース - オプション] セクションで、更新に失敗したリソースを選択します。
  6. [更新ロールバックを続ける] を選択します。完了すると、スタックのステータスは UPDATE_ROLLBACK_COMPLETE と表示されます。
  7. エラーが発生した操作を再試行します。

DELETE_FAILED ステータス

Elastic Beanstalk 環境を稼働状態に移行させるには、次の手順を実行します。

  1. CloudFormation コンソールを開きます。
  2. スタックイベントにおいて、削除に失敗したリソースを特定します。
  3. リソースを手動で削除します。たとえば、削除に失敗したリソースがセキュリティグループである場合は、Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) コンソールを使用してそのセキュリティグループを削除します。
  4. CloudFormation コンソールから CloudFormation スタックを削除します。削除されたスタックのステータスは、DELETE_COMPLETE と表示されます。
  5. 環境の終了または環境の再構築操作を再試行します。

詳細については、「AWSEBSecurityGroup が削除に失敗した場合、Elastic Beanstalk 環境を終了または再構築する方法を教えてください」を参照してください。

関連情報

Elastic Beanstalk 環境を無効な状態から復旧する

AWS公式更新しました 2ヶ月前
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