Lightsail で WordPress ウェブサイトの管理者パスワードをリセットする方法を教えてください。

所要時間2分

Amazon Lightsail でホストされている WordPress ウェブサイトの管理者パスワードを更新またはリセットしたいです。

解決策

WordPress サイトの管理者パスワードを更新またはリセットするには、Lightsail にログインし、次のいずれかの方法を取ります。

wp user update コマンドを使用します。
wp-config.php ファイルを設定します。

パスワードを更新したら、変更が発効していることを確認します。

Lightsail にログインし、ルートユーザーに切り替える

SSH を使用して Lightsail に接続します。
root ユーザーに切り替えます。
```
~$ sudo su
```

wp user update コマンドを使用してパスワードを更新する

前提条件: WordPress CLI がインスタンスにインストールされていることを確認します。WordPress CLI がインストールされていない場合は wp-config.php ファイルを設定し、管理者パスワードを更新します。

サイトのユーザーを一覧表示する:
```
# wp user list
```
出力で、パスワードの更新が必要なユーザーの ID 番号を書き留めます。

パスワードを更新します。example_ID をステップ 2 でメモした ID 番号に、example_password を新しいパスワードに置き換えます。

wp user update example_ID --user_pass=example_password

パスワードを変更すると、成功: example_ID が更新されました という通知が出力に表示されます。出力の sendmail: 見つかりませんという通知は無視しても問題ありません。

wp-config.php ファイルを設定し、パスワードを更新する

データベースのユーザー名とパスワードを取得します。example_path は、お使いの Lightsail インスタンスに対応するパスに置き換えてください。
注: 出力には、管理者のユーザー名とパスワードではなく、データベースユーザーのユーザー名とパスワードが表示されます。
```
# egrep -i "DB_USER|DB_PASSWORD" /example_path/wordpress/wp-config.php
```
出力の DB_USER と DB_PASSWORD を書き留めておきます。パスワードは長いハッシュ文字列です。必ずパスワード全体をコピーしてください。

データベースをバックアップします。example_ 値は、ステップ 2 で取得した DB_USER と DB_PASSWORD で置き換えます。

# mariadb-dump --all-databases user=example_DB_USER --password=example_DB_PASSWORD > /tmp/dbbkp

このバックアップからデータベースを復元するには、次のコマンドを実行します。

# mariadb-dump --all-databases --user=example_DB_USER --password=example_DB_PASSWORD < /tmp/dbbkp

データベースでサイトのユーザーを一覧表示します。example_ 値は、ステップ 2 で取得した DB_USER と DB_PASSWORD で置き換えます。

# mariadb --user=example_DB_USER
--password=example_DB_PASSWORD -D bitnami_wordpress -e "select * from
wp_users ;

出力で、パスワードの更新が必要なユーザーの ID 番号を書き留めます。

パスワードを更新します。example_ 値は、ステップ 2 で取得した DB_USER と DB_PASSWORD および、ステップ 5 で取得した ID 番号で置き換えます。new_password は、使用する新しいパスワードに置き換えます。

## mariadb --user=example_DB_USER --password=example_DB_PASSWORD -D bitnami_wordpress -e
"update wp_users set user_pass = MD5('new_password') WHERE ID = 'example_ID' ;"