Amazon OpenSearch Service ドメインを Amazon QuickSight に接続しようとしましたが、エラーが表示されました。
簡単な説明
QuickSight を OpenSearch Service のドメインに接続する前に、以下の条件を確認してください。
- ドメインがバージョン 7.7 以降であること。
- お使いの OpenSearch のバージョンが 1.0 以降であること。
- OpenSearch サービスドメインが QuickSight と同じ AWS リージョンおよびアカウントにあること。
注:Amazon OpenSearch Service は、7.10 までの OpenSearch および従来の Elasticsearch OSS をサポートしています。
解決策
ユースケースに応じて、以下のトラブルシューティング手順に従います。
サポートされていないエンジンバージョンエラー
OpenSearch Service のドメインに接続すると、次のエラーが表示される場合があります。
"Your database uses an unsupported engine version.Please review supported versions."
このエラーは、OpenSearch Service のドメインで互換モードが有効になっていない場合に発生します。OpenSearch バージョン 1.0 では、互換モードを有効にするという名前のドメイン設定が導入されています。一部の OpenSearch Service クライアントとプラグインは、接続する前にクラスターのバージョンを確認します。互換モードは、OpenSearch Service がそのバージョンを 7.10 として報告するよう設定し、これらのクライアントが引き続き動作するようにします。互換モードが有効になっている場合、QuickSight は正しいバージョンを識別し、接続は正常に確立されます。
互換モードを有効にするには、次のコマンドを実行します。
PUT /_cluster/settings{
"persistent": {
"compatibility.override_main_response_version": true
}
}
カーソルが有効になっていないか、このテーブルを準備できないというエラー
OpenSearch Service ドメインデータを SPICE にインポートする際に、次のいずれかのエラーが表示される場合があります。
"Can't perform this Action.The domain X has not enabled cursor."
"Unable to prepare this table."
OpenSearch Service ドメインで SQL カーソルを有効にするには、以下のコマンドを実行します。
PUT _opendistro/_sql/settings{
"transient": {
"opendistro.sql.cursor.enabled": "true"
},
"persistent": {
"opendistro.sql.cursor.enabled": "true"
}
}
接続エラー (禁止)
OpenSearch Service ドメインの OpenSearch Dashboards できめ細やかなアクセスコントロールが有効になっている場合、次のエラーが表示される場合があります。
"GENERAL_SQL_EXCEPTION.Connection error forbidden."
このエラーは、QuickSight サービスロールが OpenSearch サービスロールにマップされていないために発生します。
このエラーを解決するには、指示に従って、QuickSight からのアクセスを許可する権限をドメインに追加します。
関連情報
Using Amazon OpenSearch Service with Amazon QuickSight
Supported data sources
Connecting to a VPC with Amazon QuickSight
Operational best practices for Amazon OpenSearch Service