Aurora DB クラスターの削除を試行する際に発生する問題をトラブルシューティングする方法を教えてください。

解決策

注: AWS コマンドラインインターフェイス (AWS CLI) コマンドの実行中にエラーが発生した場合は、「AWS CLI で発生したエラーのトラブルシューティング」を参照してください。また、AWS CLI の最新バージョンを使用していることを確認してください。

Aurora DB クラスターを削除するオプションを使用できない場合、クラスターには最初に削除する必要がある DB インスタンスがあります。

注: Amazon RDS コンソールを使用して DB インスタンスを削除する場合、Amazon RDS はクラスターが空になると、そのクラスターを自動的に削除します。

すべてのインスタンスを削除した後、Amazon RDS コンソールまたは AWS CLI を使用すると空のクラスターを削除できます。

DB クラスターには、1 個のライターインスタンスおよび、1 個以上のリーダーインスタンスまたはリードレプリカのみを含めることができます。リーダーインスタンスを削除しても、ライターインスタンスとクラスターには影響しません。ライターインスタンスを削除した場合は、Aurora は自動的にリーダーインスタンスをライターインスタンスに昇格させます。このフェイルオーバー操作により、ダウンタイムが発生します。

クラスターを削除する際にエラーが発生した場合は、表示されたエラーメッセージに応じて次のトラブルシューティング手順を実行します。

「Deletion protection option enabled」エラー

クラスターの削除保護が有効な場合、次のエラーが表示されることがあります。

「This database has deletion protection option enabled, to be able to delete the last Aurora DB instance, modify the Aurora cluster and disable deletion protection」 (データベースで削除保護が有効です。最新の Aurora DB インスタンスを削除するには、Aurora クラスターを更新し、削除保護を無効にしてください)

この問題を解決するには、次の手順を実行します。

1. Amazon RDS コンソールを開きます。
2. ナビゲーションペインで [データベース] を選択し、該当するクラスターを選択します。
3. [アクション] を選択し、[クラスターの変更] を選択します。
4. [削除保護を無効化] を選択し、[続行] を選択します。
5. [すぐに適用] を選択します。

「Contains DB instances in non-deleting state」エラー (AWS CLI)

AWS CLI を使用してクラスターを削除する際、次のエラーが表示されることがあります。

「An error occurred (InvalidDBClusterStateFault) when calling the DeleteDBCluster operation: Cluster cannot be deleted, it still contains DB instances in non-deleting state」 (削除中状態ではない DB インスタンスが残っているため、クラスターを削除できません)

このエラーは、削除する必要のある DB インスタンスがクラスターに残っていることを示しています。

「FinalDBSnapshotIdentified cannot be specified」エラー (AWS CLI)

AWS CLI が削除操作を実行する前に、DB クラスターの最終スナップショットを取得できない場合、次のエラーが表示されます。

「InvalidParameterCombination: An error occurred (InvalidParameterCombination) when calling the DeleteDBInstance operation: FinalDBSnapshotIdentifier cannot be specified when deleting a cluster instance」 (クラスターインスタンスの削除時には、FinalDBSnapshotIdentifier は指定できません)

この問題を解決するには、delete-db-cluster を実行する際、--final-db-snapshot-identifier オプションを削除するか、--skip-final-snapshot オプションを使用します。

グローバルクラスターを削除できない場合は、次の modify-global-cluster コマンドを実行してグローバルクラスターの削除保護を無効にします。

aws rds modify-global-cluster --global-cluster-identifier example-id --no-deletion-protection --profile example-profile --region example-region

注: 実際のものでそれぞれ、example-id グローバルクラスターの識別子に、example-profile をユーザープロファイルに、example-region を AWS リージョンに置き換えます。

「Cannot delete the last instance of the read replica」エラー

削除する DB クラスターがレプリカの場合、次のエラーが表示されます。

「InvalidDBClusterStateFault: Cannot delete the last instance of the read replica DB cluster.Promote the DB cluster to a standalone DB cluster in order to delete it」 (DB クラスターを削除するには、スタンドアロン DB クラスターに昇格してください)

この問題を解決するには、クラスターをスタンドアロン DB クラスターに昇格させてから、クラスターを削除します。

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