パラメータストアを使用するときに「レート超過」という表示を含む「ThrottlingException」エラーを防ぐ方法を教えてください。

簡単な説明

Parameter Store API コールは、アカウントおよび AWS リージョンごとに許可されている API リクエストレートの上限を超えて実行することはできません。この制限には、AWS コマンドラインインターフェイス (AWS CLI) および AWS マネジメントコンソールからの API コールも含まれます。

API リクエストが最大レートを超えると、次のいずれかに類似したエラーメッセージが表示される場合があります。

• "GetParameters 操作の呼び出し時にエラー (ThrottlingException) が発生しました (最大リトライ回数: 4に達しました)。 レートを超過しました"
• "GetParameter 操作の呼び出し時にエラー (ThrottlingException) が発生しました (最大リトライ回数: 4に達しました)。 レートを超過しました"
• "GetParametersByPath 操作の呼び出し時にエラー (ThrottlingException) が発生しました (最大リトライ回数: 4に達しました)。 レートを超過しました"
• "DescribeParameters 操作の呼び出し時にエラー (ThrottlingException) が発生しました (最大リトライ回数: 2に達しました) レートを超過しました"

サービスのパフォーマンスを向上させるため、Parameter Store はアカウントとリージョンごとにリクエストを制限します。Parameter Store API の最大スループットクォータに関する詳細については、「Parameter Store のサービスクォータ」を参照してください。

解決策

注: AWS CLI のコマンドの実行時にエラーが発生する場合は、「AWS CLI でのエラーのトラブルシューティング」を参照してください。また、AWS CLI の最新バージョンを使用していることを確認してください。

トラブルシューティング

「レート超過」を含む「ThrottlingException」エラーメッセージが表示されないようにするには、次のアクションを実行します。

• API コールの頻度を減らします。
• API コールの間隔を設定し、すべてが同時に実行されないようにします。
• 複数の値を返す API を使用します。たとえば、GetParameters と GetParametersByPath は、1 回の API コールで 10 個のパラメータを取得できます。
• API コールの実行時に、エラー再試行とエクスポネンシャルバックオフを実装します。手順については、「再試行の動作」を参照してください。
• AWS Lambda を使用して Parameter Store に対する API を呼び出す場合は、パラメータをキャッシュします。
• Parameter Storeのスループットを増加させます。
  重要: スループットを増やすyと、アカウントに料金が発生します。詳細については、AWS Systems Manager の料金を参照してください。

サービスクォータの増加をリクエストする

上記のトラブルシューティング手順をすべて試しても「レート超過」エラーが発生する場合は、サービスクォータの引き上げリクエストを検討してください。

注: 申請する前に、API コールと呼び出しレートを特定しておいてください。

Parameter Store サービスクォータの増加をリクエストするには、次の手順を実行します。

1. AWS Support Center コンソールを開き、[ケースの作成] を選択します。
2. [サービス制限の増加を希望する場合] を選択します？
3. [制限タイプ] で [EC2 Systems Manager] を選択します。
4. [リージョン] の [リクエスト] で お使いのリージョンを選択します。
5. [リソースタイプ] で、[Parameter Store] を選択します。
6. [クォータ] で項目を選択し、[ユースケースの説明] テキストボックスで API クォータを増やす理由を説明してください。
   注: API コールの 1 秒あたりの最大トランザクション数に該当する項目はありません。
7. 新しいクォータ値を入力します。
8. [ユースケースの説明] テキストボックスに、スロットリングの問題に関連する期間および、クォータ増加を申請する理由を記入してください。
9. 希望する連絡先オプションを選択し、[送信] を選択します。

関連情報

エクスポネンシャルバックオフとジッター

Parameter Store のトラブルシューティング