AWS 無料利用枠を使用する際に請求されないようにする方法を知りたいです。
無料利用枠では、次の状況で料金が発生する可能性があります。
無料利用枠サービスの使用時における予期しない請求を避けるには、次のベストプラクティスを実施してください。
無料利用枠に含まれる各サービスでの、固有の使用制限を把握してください。これらの制限はサービスによって異なったり、経時的に変更されたりする可能性があるため、無料利用枠のページで最新情報を定期的に確認してください。詳細については、「AWS コストを制御する」を参照してください。
一部の AWS サービスは無料利用枠に含まれていません。これらのサービスを使用する際に、予期しない請求が発生しないように注意してください。
一部のサービスは 12 か月間限定で無料で使用可能であったり、一定の制限までは常に無料で使用可能であったりします。各サービスがどのカテゴリに分類されるかを入念に把握してください。詳細については、「AWS 無料利用枠を使用してサービスを試用する」を参照してください。
AWS Budgets を使用すると、カスタム予算を作成し、使用量が無料利用枠の制限に近づいたり超えたりした場合に通知するアラートを設定できます。このようにプロアクティブな手法を実施すると、予期しない請求を回避できます。詳細については、「請求アラームを作成し、推定 AWS 請求額を監視する」を参照してください。
複数サービスにわたり使用状況を追跡するには、AWS Billing and Cost Management ダッシュボードを定期的に確認してください。AWS Cost Explorer ツールを使用すると、リソース消費量に関する詳細な分析情報を取得できます。
アクティブに使用されていないリソースをシャットダウンまたは削除したことを確認してください。これには、Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) インスタンス、Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) ボリューム、Amazon Relational Database Service (Amazon RDS) データベースなどが含まれます。これらのリソースでは、アイドル状態であっても料金が発生する可能性があります。
AWS Trusted Advisor は、コスト最適化に関する推奨事項などのリアルタイムのガイダンスを提供します。AWS のベストプラクティスを実施してリソースをプロビジョニングする際の参考になります。
リソースをデプロイする前に AWS 料金見積りツールを使用すると、想定する消費量に応じて AWS の使用コストを見積もることができます。
AWS Identity and Access Management (IAM) に AWS 多要素認証 (MFA) を実装すると、予期しないリソースの使用や請求につながる可能性のある不正アクセスを防止できます。
複数のアカウントを管理する場合は、AWS Organizations を使用すると、複数アカウントにわたりサービスコントロールポリシーを適用し、サービスの使用率と支出を制御できます。
重要: これらの方法は無料利用枠の使用状況を効果的に管理するうえで便利ですが、使用状況の監視はお客様の責任で行ってください。使用状況や発生する可能性のある料金について特定の懸念や質問がある場合は、AWS サポートにお問い合わせください。
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