Amazon WorkSpaces のディレクトリを登録しようとすると、次のエラーメッセージが表示されます。 "ネットワーク設定が Amazon WorkSpaces 管理ネットワークと競合しています。"
簡単な説明
WorkSpaces は、複数のアドレス範囲から管理ネットワークインターフェイスの IP アドレスを選択します。選択内容は、WorkSpaces が作成されたリージョンに左右されます。ディレクトリを登録する際、WorkSpaces はアドレス範囲による競合が発生するかどうかを判断する必要があります。
そのために、WorkSpaces は仮想プライベートクラウド (VPC) の Classless Inter-Domain Routing (CIDR) と VPC 内のルートテーブルをテストします。リージョンの使用可能なすべてのアドレス範囲で競合が検出された場合場合、エラーメッセージが表示され、ディレクトリは登録されません。
解決策
次の手順を実行し、競合を解決します。
- リージョンの管理ネットワークインターフェイスに使用されている IP アドレス範囲を特定します。
- ディレクトリに関連付けられているルートテーブルと、それに対応する、ディレクトリが WorkSpaces に登録されるサブネットを確認します。管理インターフェイスの IP 範囲のルートが同じサブネットのルートテーブルにある場合、ディレクトリ登録が失敗する可能性があります。
- 競合する IP アドレス範囲をすべてルートテーブルから削除した後に、ディレクトリの再登録を試行してください。
注: ディレクトリの登録後に VPC のルートテーブルを変更した場合、別の競合が発生する可能性があります。
オンプレミスネットワークへのルートを削除できない場合は、別のリージョンで WorkSpaces の起動を試してください。管理インターフェイスの IP 範囲を確認し、オンプレミスネットワークと競合せず、エンドユーザーに最も近いリージョンを特定します。
エンドユーザーが WorkSpaces に接続できるリージョンから、接続ヘルスチェックにアクセスします。このアクションは、WorkSpaces の起動に最適なリージョンを特定するうえで参考となります。