AWSBackupで同時刻に別々のリソースのバックアップ取得について

AWS Backupを使用して、同時刻に別々のリソースのバックアップを取得することについては、一般的に問題ありません。EC2、FSx、Auroraなど、異なるリソースタイプのバックアップを同時に実行しても、それぞれのサービスは独立して動作するため、直接的な競合は起こりにくいです。

ただし、以下のような点に注意が必要です：

1. ネットワーク帯域幅：複数のバックアップを同時に実行すると、ネットワーク帯域幅を大量に消費する可能性があります。特に大規模なデータセットの場合、他のアプリケーションやサービスのパフォーマンスに影響を与える可能性があります。

2. APIリクエスト制限：AWS サービスには API リクエスト制限があり、同時に多数のバックアップを開始すると、この制限に達する可能性があります。

3. リソース使用量：バックアップ処理中は、対象リソースに追加の負荷がかかります。特にデータベースなどI/O集中型のサービスでは、パフォーマンスに影響が出る可能性があります。

4. コスト：同時に多くのバックアップを実行すると、短期間でストレージコストが増加する可能性があります。

これらの懸念点を考慮し、重要なワークロードに影響を与えないようにスケジューリングを調整することをお勧めします。また、バックアップウィンドウを適切に設定し、必要に応じてバックアップのタイミングをずらすことで、リスクを軽減できます。重要なのは、バックアップ戦略を慎重に計画し、定期的にテストを行うことです。
Sources
AWS Premium Support - Cloud Services