- 新しい順
- 投票が多い順
- コメントが多い順
DocumentDBのVolumeByteUsedの減少に関する挙動について、以下の点を説明いたします:
-
VolumeByteUsedの減少タイミング: DocumentDBでは、データを削除しても即座にストレージ容量が減少するわけではありません。通常、データ削除後にバックグラウンドプロセスが実行され、実際のストレージ容量の減少が反映されます。このプロセスのタイミングは予測が難しく、データ削除から実際の容量減少まで時間がかかる場合があります。
-
VolumeByteUsed減少に伴う挙動: 通常、VolumeByteUsedの減少自体がDocumentDBのアクセス不可を引き起こすことはありません。ただし、大量のデータ削除や再編成が行われる際に、一時的にパフォーマンスに影響が出る可能性があります。特に読み取り操作に影響が出やすい傾向があります。
-
DB利用する処理への影響: 大規模なデータ削除や再編成中は、読み取り操作のレイテンシーが増加したり、一時的にタイムアウトが発生する可能性があります。書き込み操作は通常影響を受けにくいですが、システム全体の負荷が高くなる場合があります。
お客様の状況では、9月から12月にかけて段階的にデータを削除されていますが、12月の20GB程度の削除時に問題が発生したとのことです。この現象は、累積的な削除の影響が12月の削除をきっかけに顕在化した可能性があります。大量のデータ削除後、バックグラウンドでのストレージ最適化プロセスが実行され、それによってRead操作に一時的な影響が出た可能性が考えられます。
この問題を軽減するためには、以下の対策を検討することをお勧めします:
- 大規模なデータ削除を計画的に行い、可能であればオフピーク時に実施する。
- 削除操作を小規模に分割し、段階的に実行する。
- 削除操作後、システムの監視を強化し、パフォーマンスの変化に注意を払う。
- 必要に応じて、読み取り専用レプリカを追加し、読み取り負荷を分散させる。
また、AWS サポートに連絡し、具体的な状況を説明して詳細な調査と推奨事項を求めることも有効な対策となるでしょう。
Sources
Amazon DocumentDB: how it works - Amazon DocumentDB
Cloning a volume for an Amazon DocumentDB cluster - Amazon DocumentDB