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ローカルのLambda環境からAWS上のElastiCacheにアクセスするには、以下のような構成と手順を考慮する必要があります:
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VPCの設定: ElastiCacheはVPC内に配置されているため、ローカルの開発環境からアクセスするにはVPNやAWS Direct Connectなどを使用してVPCに接続する必要があります。
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セキュリティグループの設定: ElastiCacheクラスターのセキュリティグループで、開発環境からのアクセスを許可するよう設定します。
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IAM権限の設定: ローカルのLambda関数がElastiCacheにアクセスするために必要なIAM権限を設定します。AWSLambdaVPCAccessExecutionRoleポリシーを関数の実行ロールにアタッチすることで、必要な権限を付与できます。
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環境変数の設定: ElastiCacheのエンドポイントやその他の接続情報を環境変数として設定します。これにより、ローカルでのテストとAWS上での実行で同じコードを使用できます。
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SAMテンプレートの設定: SAMテンプレートでVPC設定やセキュリティグループの設定を行います。これにより、ローカルでのテストとAWS上での実行で一貫した環境を維持できます。
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ローカルテスト環境の構築: SAM CLIを使用してローカルでLambda関数をテストします。docker-composeなどを使用して、ローカルにElastiCacheの代替となるRedisやMemcachedコンテナを立ち上げることも検討できます。
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デバッグ設定: PythonのデバッガーをSAM CLIと統合して、ローカルでのステップ実行やブレークポイントの設定ができるようにします。
この構成により、ローカルの開発環境からAWS上のElastiCacheにセキュアにアクセスしながら、効率的なデバッグと開発が可能になります。ただし、セキュリティとネットワークの設定に十分注意を払い、本番環境のデータに不用意にアクセスしないよう注意が必要です。
Sources
Giving Lambda functions access to resources in an Amazon VPC - AWS Lambda
Building Lambda functions with Python - AWS Lambda
Getting started with Terraform support for AWS SAM CLI - AWS Serverless Application Model