Auroraのインスタンス障害時の動作について

ご質問ありがとうございます。

Amazon Aurora cluster内のDBインスタンスに障害が発生した場合の動作はWriterインスタンス・Readerインスタンス、またDBクラスタ内に2DBインスタンス以上DBインスタンスが存在するかどうかによって変化します。

• Writer インスタンス
  • クラスタ内にWriterインスタンスのみ: Auroraの管理システムは自動的に新しいプライマリインスタンス(Writer インスタンス)を作成します。作成完了まで当該DBインスタンスにアクセスすることは出来ません
  • クラスタ内にWriterインスタンスと1インスタンス以上のReaderインスタンスが存在する: 既存の Aurora レプリカを新しいプライマリインスタンスに昇格し、障害の発生したDBインスタンスは復旧完了後ReaderインスタンスとしてAuroraクラスタ内に起動します
• Reader インスタンス
  • 障害の発生したDBインスタンスは自動的に復旧作業が実施されます

復旧完了まAuroraクラスタ内のDBインスタンスのキャパシティが低下します。可用性を考える場合、DBインスタンス障害発生時に発生する一時的なキャパシティの低下を考慮することを推薦します

AuroraやRDSでは、DBインスタンス障害発生時やインスタンスタイプ変更などを行った場合、DBインスタンスに付与されているIPアドレスの変更が発生する事があります。その際、Network Load BalancerをDBインスタンス前に配置していると、target groupに設定されているIPアドレスを変更するまでIPアドレスの変更が発生したDBインスタンスにNLB経由でアクセスができなくなってしまいます。

Auroraでは、Writerに接続するためのCluster endpoint、Reader間でアクセスを振り分けるReader endpoint、任意のDBインスタンスを組み込むことができるCustom endpointなどAuroraの機能としてご提供しているavailabilityを向上させるためのエンドポイントがございますので、まずはこちらのご利用をご検討ください。こちらのドキュメントに各エンドポイントの説明と、可用性向上について記載しておりますので合わせてご確認ください。

詳細な動作に関しては、ドキュメントも合わせてご確認ください。

ご質問いただきありがとうございます。

Aurora クラスター内の DB インスタンスで障害が発生した場合の挙動についてはその DB インスタンスのロール (Writer / Reader) や Aurora クラスター内に存在する DB インスタンスの数によって異なります。

• Writer インスタンスで障害が発生した場合 　- Aurora クラスター内に Writer インスタンスのみが存在する場合 この場合、新しい Writer インスタンスが同じ AZ に作成されます。作成完了まで当該DBインスタンスにアクセスすることは出来ません。

  • Aurora クラスター内に Writer インスタンスと 1 台以上の Reader インスタンスが存在する場合 この場合、既存の Reader インスタンスを Writer インスタンスに昇格し、障害が発生した DB インスタンスは復旧後に Reader として起動します。

• Reader インスタンスで障害が発生した場合 障害が発生した DB インスタンスの復旧処理が自動的に実施されます。

障害発生時の詳細な動作については下記ドキュメントに記載がございますのでよろしければご参考ください。

Amazon Aurora の高可用性 - Aurora DB クラスターの耐障害性 https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonRDS/latest/AuroraUserGuide/Concepts.AuroraHighAvailability.html#Aurora.Managing.FaultTolerance

Network Load Balancer (NLB) を使用している場合、NLB のターゲットグループに設定されている IP アドレスを変更するまで障害が発生した DB インスタンスに NLB 経由でアクセスできなくなります。 これは Aurora では、DB インスタンス障害発生時やインスタンスタイプ変更などを行った場合に DB インスタンスに付与されている IP アドレスの変更が発生する事があるためです。

なお、Aurora では Writer インスタンスにに接続するためのクラスターエンドポイントや、Reader インスタンス間で接続を分散するリーダーエンドポイント、任意の DB インスタンスを指定できるクラスターエンドポイントがございます。 これらのエンドポイントを使用して可用性を高めることが可能となりますのでよろしければ該当エンドポイントのご利用もご検討ください。

Amazon Aurora エンドポイント接続 https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonRDS/latest/AuroraUserGuide/Aurora.Overview.Endpoints.html